開発事例

JAXA様へ「金属板上薄型メタマテリアルアンテナ』を納品!!

弊社のAMC (Artificial magnetic conductor)アンテナ技術を使用し、金属板上実装アンテナを開発しました。開発をご依頼いただいた宇宙航空研究開発機構様から掲載ご許可をいただくことができましたので、ご紹介させていただきます。

開発品の概要

顧客先:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)様

SPAISE(スパイス)は、船舶自動識別装置(AIS:Automatic Identification System。以下「AIS」といいます。)を衛星に搭載したJAXA様における実験(衛星搭載船舶自動識別システム実験:Space based AIS Experiment )の略です。 最新機種は、先日打ち上げられた先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)に搭載されたSPAISE3(※1)です。

先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)の画像

©JAXA

(※1 https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/spaise/index.html)

これに続く、次世代のSPAISE搭載技術検討の一環として、⾦属板上実装VHF帯アンテナのスケール
モデルAMCアンテナを920MHz帯で試作しました。

諸元
最終モデル諸元 スケールモデル諸元
実装環境 金属上 金属上
周波数 160±2MHz(VHF帯) 920±11.5MHz
寸法 厚さ0.015λ以下 4.8mm
構造

構造:AMCアンテナ断面のイラスト

AMCアンテナ外観
AMCアンテナ外観
整合特性

整合特性VSWRグラフVSWR

整合特性Smith chartSmith chart

 

整合特性

利得特性

※使用周波数帯域(Scaling値): 908.5~931.5MHz

最大利得

周波数[MHz]

周波数[MHz]

放射パターン

周波数:920MHz ※金属板上実装時

放射パターン

TOP