三省電機は、1956年、4畳半一間の部屋からスタートしました。
創業当時の主力はバリコン。エアーバリアブルコンデンサーという無線機の部品です。
それからスイッチを開発し、主力製品をスイッチに転換。『スイッチの三省』と呼ばれるほどになりました。
1950年代中頃に、トランジスタが開発され、それに伴いラジオが、また電気機器がポータブル化。それら機器にスライド/ロータリースイッチを提供し、日本の電子産業の発展に貢献して参りました。
その後は時代の変化に対応し、スイッチからアンテナへ主力製品を大転換。
アンテナへの転換は、アメリカ向けコードレス電話機への収納式アンテナを開発・供給した大きなチャレンジがスタートでした。素材はプラスチック、クリックによる収納が可能という、新しいアンテナを開発したことで、コードレス電話機の普及の一助を担いました。
モバイルデータ通信時代を向かえ、パソコン・携帯電話・POSシステムにと、それぞれ需要に応じた製品を提供し、今後も高性能のアンテナを情報通信機器に供給、高度情報化社会の発展に貢献して参ります。
歴史を振り返ると、時代の変化に飲み込まれないよう主力製品を開発し、市場が求める製品をいち早く開発提供してきました。
創業から68年、チャレンジし、変化をし続けてきた会社です。
このDNAを生かし、今後も成長し続ける企業を目指してまいります。
代表取締役社長 鈴木 敏明